2009年1月9日(金)
マリア・カラスのお話の続き・・・。 初めて彼女の声をCDで聴いた時、 美声では無いのに、その情感溢れる声に 胸が掻きたてられるようでした。 映画「永遠のマリア・カラス」(2002)をもう一度観てみました。 ストーリーは、声が出なくなり、引退していたカラスをもう一度蘇らせようと 友人の舞台演出家が、 口パク(自分の全盛期の声で)でカラスの映画を撮影するというもの。 ただし、これはカラスの友人のフランコ・ゼッフィレリ監督が 「もしもこんなことがあったら・・・」、という設定で監督したもの。 ゼッフィレリ監督らしき役を、ジェレミー・アイアンズが演じています。 ストーリーとしては、賛否両論あるところでしょうが、 ファニー・アルダンの渾身の演技が素晴らしく、 カラスの十八番「カルメン」はカラスが乗り移ったようで、 すごい迫力です。 また、カラスの衣装がすべてシャネルで、 とても華やかで、うっとりします。 声が出なくなり、最愛のオナシスにも捨てられ、 またもうその彼も亡くなって、 オナシスやルキノ・ヴィスコンティの写真が 飾ってある自分の部屋で、 自分の絶頂期のレコードをかけながら泣き崩れるカラス。 天才と言われる芸術家故に、 その才能を失った時の悲劇。 切ないです。 カラス側から見ると憎きジャクリーン・ケネディ。 TV映画「ケネディ家の妻たち」を観ると、 ジャクリーンはジャクリーンで波乱万丈の人生を送っています。 女性の立場からすると、「オナシスええ加減にせいよ。」というのが本音でしょうか。 彼に関係した女性たち、彼の子供たちが可哀想です。 お金がすべてではないのにね・・・。 カラス・オナシス・ジャクリーンの映画三昧のお正月でした。
by ohnari-dc
| 2009-01-09 11:23
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